曲名:ロールプレイングライフ
歌手:Luov
配信/発売日:2026-10-21
作詞:HALDONA
作曲:HALDONA
編曲:Takakuzo タイアップ:追放されたチート付与魔術師は気ままなセカンドライフを謳歌する。 エンディング
もう動けなくてさ 足は震えてさ
何かが止まったような音がした
ああすべきだった こうすべきだった
ぐるぐる同じシーンを巻き戻る
これまで長いこと
世界の片隅で潜っては
夜にくるまった
ある日突然現れた
あなたはただ
気ままなペースで ドアを開けてくれた
ロールプレイングはやめるの
役割も力も何もなくなった
どうしようもない私を
あなたは必要としてくれた
正直 明日は怖いけど
目の前のあなただけは守りたい
「ただいま」に「おかえり」のセット
当たり前じゃない 当たり前を続けていたい
ダメになったら また始めればいい
あなたが教えてくれた おまじない
いつの間にか歩き出していた
立ち止まらない理由をくれたから
自分の価値なんて
わからないまま彷徨っていた
でも生まれながらにきっと 私は私で
何者にもなれなくても それで良いんだ
ロールプレイングはやめるの
同じ朝、同じ夜を超えていく
ここに居て良いんだよと
あなたは名前を呼んでくれた
記憶の海を辿っては
触れられないまま避けていた優しさ
少しずつ思い出していく
もう一人じゃない
今はもう “帰る場所”がある
口笛吹いて
考えよう 歩きながら
Mou ugokenakute sa ashi wa furuete sa
Nanika ga tomatta you na oto ga shita
Aa subeki datta kou subeki datta
Guruguru onaji shiin o makimodoru
Kore made nagai koto
Sekai no katasumi de mogutte wa
Yoru ni kurumatta
Aru hi totsuzen arawareta
Anata wa tada
Kimama na peesu de doa o akete kureta
Rooru pureingu wa yameru no
Yakuwari mo chikara mo nani mo nakunatta
Doushiyou mo nai watashi o
Anata wa hitsuyou to shite kureta
Shoujiki ashita wa kowai kedo
Me no mae no anata dake wa mamoritai
Tadaima ni okaeri no setto
Atarimae janai atarimae o tsuzukete itai
Dame ni nattara mata hajimereba ii
Anata ga oshiete kureta omajinai
Itsu no ma ni ka arukidashite ita
Tachidomaranai riyuu o kureta kara
Jibun no kachi nante
Wakaranai mama samayotte ita
Demo umarenagara ni kitto watashi wa watashi de
Nanimono ni mo narenakute mo sore de ii nda
Rooru pureingu wa yameru no
Onaji asa onaji yoru o koete iku
Koko ni ite ii nda yo to
Anata wa namae o yonde kureta
Kioku no umi o tadotte wa
Furerarenai mama sakete ita yasashisa
Sukoshi zutsu omoidashite iku
Mou hitori janai
Ima wa mou kaeru basho ga aru
Kuchibue fuite
Kangaeyou aruki nagara
I could not move anymore; my legs were shaking
I heard something like everything coming to a halt
I should have done this; I should have done that
The same scene kept rewinding in circles
For such a long time
I had hidden in a corner of the world
Wrapping myself in night
Then one day you suddenly appeared
And all you did was
Open the door for me at your own easy pace
I am done playing a role
I had lost my role, my strength, everything
Yet this helpless self of mine
Was someone you still needed
Honestly, tomorrow frightens me
But at least I want to protect you here before me
The pairing of I am home and welcome back
I want to keep this ordinary thing that is no certainty
If it falls apart, we can start again
That is the charm you taught me
Before I knew it, I had started walking
Because you gave me a reason not to stop
My own worth
I wandered without knowing what it was
But surely I have been myself since birth
Even if I become nobody special, that is enough
I am done playing a role
We move through the same mornings and nights
As if saying I am allowed to be here
You called me by my name
Tracing my way through a sea of memories
The kindness I had avoided without ever touching it
I begin to remember it little by little
I am no longer alone
Now I have somewhere to return to
Whistling
Let us think it through as we walk
已經動彈不得,雙腳不停顫抖
聽見了彷彿什麼停住的聲音
當時應該那樣,當時應該這樣
一遍遍倒帶,重播同一個場景
至今漫長的時光
總是潛藏在世界的一角
把自己裹進黑夜
某天,你突然出現了
你只是
按照自在的步調,替我打開了門
我要停止扮演角色
角色、力量,一切都已失去
這樣無計可施的我
你仍然需要著
說真的,雖然害怕明天
但至少想守護眼前的你
一聲我回來了,配上一聲歡迎回來
想延續這並非理所當然的日常
搞砸了的話,再重新開始就好
這是你教會我的小小咒語
不知不覺間,我已邁出步伐
因為你給了我不再停下的理由
所謂自己的價值
始終不明白,徬徨遊走
可是自出生以來,我一定就只是我
即使成不了什麼人物,也沒有關係
我要停止扮演角色
一起走過相同的早晨與夜晚
彷彿對我說,你可以留在這裡
你呼喚了我的名字
沿著記憶之海追尋
那些未曾觸及、一直迴避的溫柔
一點一點地重新想起
已經不再孤單
如今已經有了能回去的地方
吹著口哨
邊走邊想吧
歌詞の意味
足が震えて動けない時、語り手の中では同じ場面だけが巻き戻されている。ああすべきだった、こうすべきだったという後悔は、次の行動を決める反省というより、現在を止める反復になっている。世界の片隅に潜り、夜にくるまる姿も、誰かを拒絶したい強さではなく、自分を外へ出せない状態を伝える。そこへ現れたあなたは、急いで立ち直れとも、役に立てとも言わない。気ままなペースでドアを開けるという小さな行為が、閉じた時間に出口を作る。救いが大きな能力の付与ではなく、出入りできる場所を開くこととして描かれている。
ロールプレイングをやめるという宣言は、努力や他者との関係を捨てることではない。役割も力も失った私を必要としてくれた、という経験が、その直後に置かれるからだ。何かをこなせる時だけ価値があるという自己評価から、能力がなくても自分として存在してよいという考えへ移っている。明日が怖い気持ちは残っているが、目の前のあなたを守りたいという方向は生まれる。ここで目標となるのは華々しい達成ではなく、ただいまとおかえりを交わせる暮らしである。当たり前に見える応答が、失われうる大切な関係として捉え直される。失敗したらまた始めればよいという言葉も、失敗しない保証ではなく、失敗の後にも居場所があるという安心になる。
後半では、必要とされたことに加えて、名前を呼ばれたことが語られる。役職や能力ではなく、その人自身を呼ぶ行為が、ここにいてよいという許可に結びつく。生まれながら私は私だという認識は、何者かになる未来を達成条件にしない。記憶の海を辿り、以前は避けていた優しさを思い出す過程も、すべてを即座に理解した結末ではなく、少しずつ受け取り直す歩みとして示される。最後には帰る場所を得た私が、歩きながら考えようとする。冒頭では考えることが足を止めていたのに、今は分からないままでも歩ける。その順序の変化に、自分を演じて証明し続けなくても、生活を続けてよいという答えが表れている。