曲名:海底ランデヴー
歌手:インナージャーニー
配信/発売日:2026-10-21
作詞:カモシタサラ
作曲:カモシタサラ
今君の声たどって
未来からやってきたんだよ
世界はふたつに分かれ
たがい違いのボタンのよう
想定外の方向へ
吸って吐いてどこまでも
海の果て旅に出よう
ここは君の生まれた場所
大丈夫ぼくらはほら
繋がってる海底ランデヴー
海底透明な世界
そう正解もないようで
幽霊船の上で
何万回巡り会いぼくら
海の果て国境を目指す
ここは君と出会った場所
ポケットには君の歌を
もう一度海底ランデヴー
海の果て旅に出よう
ここは君の生まれた場所
大丈夫ぼくらはほら
繋がってる海底ランデヴー
透明な世界
未来
海底ランデヴー
Ima kimi no koe tadotte
Mirai kara yatte kita n da yo
Sekai wa futatsu ni wakare
Tagai chigai no botan no you
Souteigai no houkou e
Sutte haite doko made mo
Umi no hate tabi ni deyou
Koko wa kimi no umareta basho
Daijoubu bokura wa hora
Tsunagatteru kaitei randevuu
Kaitei toumei na sekai
Sou seikai mo nai you de
Yuureisen no ue de
Nanman kai meguriai bokura
Umi no hate kokkyou o mezasu
Koko wa kimi to deatta basho
Poketto ni wa kimi no uta o
Mou ichido kaitei randevuu
Umi no hate tabi ni deyou
Koko wa kimi no umareta basho
Daijoubu bokura wa hora
Tsunagatteru kaitei randevuu
Toumei na sekai
Mirai
Kaitei randevuu
Now, following your voice
I've come here from the future
The world splits in two
Like buttons fastened out of alignment
Toward an unexpected direction
Breathing in and out, wherever we go
Let's journey to the end of the sea
This is where you were born
It's all right—look, we
Are connected, a rendezvous on the ocean floor
The ocean floor, a transparent world
Yes, there seems to be no right answer
Aboard a ghost ship
We meet tens of thousands of times
At the sea's end, heading for the border
This is where I met you
Your song in my pocket
Once more, a rendezvous on the ocean floor
Let's journey to the end of the sea
This is where you were born
It's all right—look, we
Are connected, a rendezvous on the ocean floor
A transparent world
The future
A rendezvous on the ocean floor
此刻循著你的聲音
我從未來來到了這裡
世界分成了兩半
像扣錯位置的鈕扣
往意想不到的方向
吸氣、吐氣,去往任何地方
出發去海的盡頭旅行吧
這裡是你出生的地方
沒事的,你看,我們
仍相連著,海底的相會
海底,透明的世界
沒錯,似乎也沒有正解
在幽靈船上
我們相逢數萬次
在海的盡頭,朝著國界前進
這裡是與你相遇的地方
口袋裡裝著你的歌
再一次,海底的相會
出發去海的盡頭旅行吧
這裡是你出生的地方
沒事的,你看,我們
仍相連著,海底的相會
透明的世界
未來
海底的相會
歌詞の意味
未来からやって来た語り手は、地図ではなく君の声をたどる。いつ、どこで起きた出来事なのかを説明するより、呼びかけが時間の隔たりを越えて相手を連れてくるという想像が先にある。世界が二つに分かれる様子を、かけ違えたボタンにたとえるのも特徴的だ。完全に無関係な世界というより、本来は対応するはずなのに位置がずれてしまった関係として読める。そのずれがあっても、声を追うことはやめられない。
海底は暗さや圧迫だけで描かれず、透明な世界と呼ばれる。吸って吐くという当たり前の呼吸が、水の底へ向かう旅と並ぶため、現実の海洋旅行の説明ではなく、二人のために作られた場所だと感じられる。予想外の方向へ進み、正解もないと言う一方で、大丈夫、つながっていると確かめる。目的地や進路を正しく選べることが安心の根拠なのではない。分からない場所でも相手とのつながりを持ち続けられることが、この旅を支えている。
幽霊船の上で何万回も巡り会うという景色には、時間の常識から離れた不思議さがある。けれども、これを現実の死別や輪廻の物語と決める必要はない。一度きりの出会いを、何度でも見つけ直したいという願いとしても受け取れる。君の生まれた場所が、後には君と出会った場所に言い換えられ、個人の始まりと二人の始まりが海の中で重なる。最後に持っていくのは大きな道具ではなく、ポケットに収まる君の歌だ。姿をずっとそばに置けなくても、携えて歩けるものとして声が残る。国境を目指す動きと、もう一度会おうとする呼びかけは、離れることとつながることを反対のものにしない。海底の待ち合わせは閉じた終着点ではなく、未来へ進む途中で繰り返し訪れられる約束のような場所になる。